Q.スタイリストデビューのきっかけを教えてください
あるスポーツブランドのスタイリングのお話をマネージャーからいただいたのが最初です。
それまでは、アシスタントで現場に向かいスタイリストの指示のもとカメラ前で一人立会いの経験は多々ありましたが、この時は一人でクライアントへ向かいスタイリストとして現場入りしました。
ロケとスタジオ撮影があり結構なカット数をこなし、その間は余計なことを考える時間がないくらいで気づくと終わっていたという感じです。アシスタントの場合だとカメラ前スタートの合図を待つ立場ですが、スタイリストとなるとスタートを自分で決めるという使命感があって状況は大きく違い、緊張感がありました。
Q.アシスタント活動中に苦労した点はありますか
この業界に入ったときから、アーティストのスタイリングに関わりたい気持ちは変わっていなくて、アシスタントの仕事の中で全くそのチャンスがなく不安に思うこともありました。あとは大変だったという記憶があるだけですね。それよりもこの業界に入る前から大変な仕事と覚悟していたので、「今、私はずっと夢だったことをやっているんだ!」という充実感の方が大きく、苦労を乗り越えた時の実感の方に喜びを感じるかな。結構、自分がつらくなる状況が好きかも知れません(笑)
Q.現在に至るまでのことを振り返ってどうですか
色んな方と関わってきた中で、たくさんの情報やどうやったら自分を売れるかなどアドバイスをもらったりしてきました。やはり作品撮りもそうですが目標に向かってモチベーションを保ちながらここまできたと思っています。
また、A2で幅広い分野のお仕事をしてきました。自分が興味を持っていなかったジャンルも勉強になったからこそ、より一層やりたい事が明確になり、想いが強くなっていった気がしています。
Q.今関わっているお仕事について教えてください
CDジャケットなどの制作を手がける会社からオファーをいただいて、あるアーティストのジャケット撮影衣装のスタイリングを終え、ファンイベントの衣装スタイリングを進行中です。次にはツアーも控えているんですがこれから打合せなどある予定です。
Q.どういった流れで依頼があったお仕事ですか
前に映画出演者のスタイリングの話があった時、立候補し複数のスタイリストに混じってプレゼンを出したことがありまして、映画の経験はなかったからビックチャンス!と思ったのですが、ブックの内容で外されました。でも次に繋げたい気持ちが大きかったので、自ら制作会社に営業をしに行った結果のお仕事依頼だったんです。
そのアーティストはデビュー10周年を機にテイストを変えたい意向だったようで、柔らかいスタイリングの提案を気に入っていただきました。また洋服のリメイクが好きなことをアピールしたところそれにも共感をしてくださってリピートに繋がっているんだと思います。
Q.現場はどうでしたか
最初から目標にしていたジャンルでのお仕事だったので、それはもう興奮と緊張でした。舞上がりそうな気持ちを抑えて現場をこなし100%以上の力が出せたと思っています。アシスタント時代にCDジャケットやPV(プロモーションビデオ)のお仕事に関わったことがなかったという心配もよぎりましたが、スチール撮影が同時進行でボリュームがあるものをこなせたので現在は自信に繋がっています。
Q.これからどんな目標で活動を続けますか
撮影現場で知り合ったカメラマンやヘアメイクさんと意見交換をした中で影響を受けることが多くあります。スタイリストとしての価値を上げるために作品撮りを続けてブックの完成度を上げていきたいですね。やりたかったジャンルのお仕事を増やすためにはやはりプレゼンス(第一印象ですね)を大事に、身の丈にあった自然体な営業で自分を表現していければなと思っています。固定観念を持たないで、クライアントやアーティストなど周囲の意見を十分に取り入れて自分のテイストを最大限に表現するスタイリストになりたいと思っています。
スタイリストとして食べていけるようになるまではまだまだですが、見た目と違って性格的にがっつくタイプなのでこれからも常に上を見て実現していこうと思います。
|